再読の日々

久しぶりに、数冊の本を読んだ。 北村薫の「空飛ぶ馬」「夜の蝉」 本筋の推理もおもしろいが、主人公の生活ぶりが楽しいので 何度も読んでしまう。 漱石吾輩は猫である」 二十歳前後に、圧倒的に愛読していた。 何十年ぶりに読み返しても、苦沙弥先生とその友人たち(弟子?)の 会話はよく覚えている。 迷亭さんと東風さんの囲碁の場面は、碁を覚えた今は、局面が想像できて、おもしろかった。 再読する楽しみは、ストーリーを追わず その世界でうろうろできることかな。 しかし、ただでさえ肩こりしていたのに かためて読んだので、右上半身がバリバリになってしまった。 節制せねば…。