ハンバーガーと「ロッパの悲食記」
一昨日、出かける用があって、昼は外食の予定だった。
前日から「まくど○るど」の「ニューヨークバーガー」を食べようと楽しみにしていた。
おいしかって聞いたので。
お昼ちょっと前、店先へ。
…ない…。
メニューにない。
店を間違えたかと、ちょっと、おろたえながら尋ねると
「期間終了です~。今はハワイバーガーです~。」とにこやかにいわれて
倒れこみそうになった。(おおげさな)
めずらしく楽しみにしていたんだ…。
ハワイ…かぁ。おしゃれなニューヨーク食べたかった。
結局、ハワイバーガーを食べた。
まぁおいしかったんだが、昨日からの思い込みが邪魔をして、満足感にかげりが…。(笑)
ちょうど読んでいた本が
「ロッパの悲食記」
戦前から人気のコメディアン、古川緑波の戦時中、戦後の日記の抜粋集。
とにかく、食べたのものことしか書いてない日記だ。
ギャル曽根かロッパかといってもいいんじゃないかという大食漢で
あまりの食べっぷりに、笑うしかない。
戦時中にも、人気芸能人なので、ほかの人に比べるとかなりいいものを食べているのだが
(本人もそう思っていて、申し訳ないとも書いてある。)
それでも、やっぱ、足りなかったり、まずかったりで、すごくしょんぼりしている気持ちが
こどものようにそのまま書いてあって、ついにこりとしてしまう。
しかし、にこりと出来ないような強引な方法で食べ物にありついたりもしているのだが。
途中に食べ物エッセイが何篇かはさまっているが
とにかく「今日は何を食べた」ということしか書いてない。
それでも、その当時の街の様子が少しはわかるのはさすがだ。
ハンバーガーを食べて、ちょっと、がっかりして帰ってきて、テーブルにおきっぱなしだった本をみた。
いつの時代も、おんなじようなこと思うんだな~。
(食い意地の張ったやつだけかもしれない~)
食い意地ってやつを、具象化するとこんな感じ?↑