番茶菓子

番茶菓子 幸田文 著。

友達が、きっと私が好きだと思うと勧めてくれた。

彼女が読んでいた本は、文庫だったけど

私が図書館から借りてきた本は、単行本で、昭和32年出版のもの。

近くの図書館は、ときどき、こんな古い本が貸し出される。

私が生まれたころのこの本。

なんと、まだ、旧漢字、旧仮名遣いだった。

この本は、かえって雰囲気にあっていて、とてもよかった。

可能なら、古い本は、旧字で読みたい。

 

エッセイ集なので、一編は数ページなのに

一つ一つ、短編のように行間に、気持ちも景色も色も風景も詰まっている。

 

幸田文さんのことだから、もちろん、着物エッセイもある。

駆け出しの私には、とてもたどり着けない手触りの感覚も詰まっていて

こんな風になりたい…と思って、読んでいれば

今の私より、はるかに、幸田さんが若いころに書かれている。

…がーん。

そうか、そうか。。

 

気落ちしつつ。

 

出遅れたけど、今からでも。

さくら

f:id:rinngonotane:20180517212222j:plain

 

f:id:rinngonotane:20180517212322j:plain

どちらも、半襟帯締めの色でテーマに合わせた。

ちょっと、安易だったなぁ。

次のテーマは、頑張ってみよう。

 

これは、「とある着物教室の授業が、楽しそうなので

自分も勝手に参加してみよう!」コーナー。