亥の子餅

今日は旧暦だと、十月の最初の亥の日になる。

仮名四季往来には…

 

十月の亥の日もちを食し候ば病無しといふ

此日公方家には五色のもちを用給ふ

菊もみぢを折敷と承候

 

と書いてあって、今の亥の子餅の

うりぼうをイメージしたかわいい餅菓子ではなかったようだ。

それとも、一般人はそうだったのか?

不明!

 

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売っている亥の子餅も、さまざまなので

見た目が亥の子餅になってればいいかと

さつまいもとリンゴジャムに餅粉を入れて

フライパンで焼いた。

ほんとは、それで固まるはずが、固まらなかったので

きなこにとってなんとか形作り、

シナモンで背中の縦縞をいれた。

 

ひなまつりも、端午の節句も日にちを重視して新暦で行われることが多いのに

この、亥の子の日は、新暦の11月の最初の亥の日にするらしい。

今年はお菓子屋さんでは、11月の3日を亥の日と言っていたと思う。

 

でも、このブログではこっそり旧暦で祝う運動中なので

今日にした。

 

仮名四季往来によると、十月朔日いろりをひらきてよし、と。

 

そうそう、灯油買いましたもん!と同意。

 

茶道でも、11月に炉開きしてその茶会では亥の子餅を食べるようだ。

たいてい新暦にあわせて、早め早めなのに

これだけは11月にあわせる流れがあるのが面白いと思う。