料理歳時記

蒸し暑い。だるい。何もしたくない。 ので、当然、献立を考えたくない! そうめん、冷麺、ざるうどん、などのメニューばかりが 頭にうかんでくる。 こんな時、引っ張り出すのは 辰巳浜子さんの料理歳時記。 二十代のころが一番愛読していて こんな料理をする主婦になりたいと思っていた。 ま、なれなかったけど。 具体的なレシピが載っているわけではないのだが それでも、季節感あふれるエッセイを読むと 食べ物に対する気持ちが、ちょっと盛り上がってくるので ときどき引っ張り出しては読み返す。 今読むと、口調があまりに奥さま奥さましていて ちょっと抵抗があったりするのだが…。 昔読んでいた時にはあまり気にならなかったのに。 著者は明治生まれだから(故人)言葉づかいも違って当然なのかも。 でも、古くさいところが懐かしくもある。 図書館に返した、池波正太郎の食べ物エッセイ(題名忘れた!)の続編も 奥さん大変だろうな~という感想は相変わらずだけれど やっぱり、季節感にあふれた食べ物に対する細やかな気配りを 読むと、少し、献立する元気もわいてくる。 料理エッセイをあれこれ読んで なんとか、夏をのりきろう~~~。