番茶菓子 幸田文 著。
友達が、きっと私が好きだと思うと勧めてくれた。
彼女が読んでいた本は、文庫だったけど
私が図書館から借りてきた本は、単行本で、昭和32年出版のもの。
近くの図書館は、ときどき、こんな古い本が貸し出される。
私が生まれたころのこの本。
なんと、まだ、旧漢字、旧仮名遣いだった。
この本は、かえって雰囲気にあっていて、とてもよかった。
可能なら、古い本は、旧字で読みたい。
エッセイ集なので、一編は数ページなのに
一つ一つ、短編のように行間に、気持ちも景色も色も風景も詰まっている。
幸田文さんのことだから、もちろん、着物エッセイもある。
駆け出しの私には、とてもたどり着けない手触りの感覚も詰まっていて
こんな風になりたい…と思って、読んでいれば
今の私より、はるかに、幸田さんが若いころに書かれている。
…がーん。
そうか、そうか。。
気落ちしつつ。
出遅れたけど、今からでも。
さくら
萌
ちょっと、安易だったなぁ。
次のテーマは、頑張ってみよう。
これは、「とある着物教室の授業が、楽しそうなので
自分も勝手に参加してみよう!」コーナー。