情報が来た!
「こいもじゃないけど、どう?」と
栃木郷土料理研究会のサイトのアドレスを教えてもらった。
「いも串」
ゆでてむいて、竹串にさし、味噌をつけて
囲炉裏端で焼く。
あぁ、これだ!きっと!と
茨城 いも串 で調べると
「こどものおやつに、春のくずいもを、囲炉裏端で焼いて食べる」と
書いてあるサイトもあった。
うん、間違いない。
早速作った。
焼く=田楽、だったんだ。
思いついてもよかったのになぁ。
しかし、ここまでわかって、気がついた。
はつはかまってもらえず、気が強い同士で伯母さんと気も合わず、
にぎやかな家を離れてから、とてもさびしい思いをしていたが
伯母さんも、かわいがってやりたいと思ってはいたんだと。
病弱な伯父さんの世話と、畑と、家事とで余裕がなかったんだ。
そう思うと、ちょっとうれしくなった。
私が、勘違いした、いもの煮っころがしではなく
子どもが好きでおやつになるものだったからこそ、それがわかる。
だから、作者は母の思い出話を短編にしたんだろうな、と思った。
初めて読んでから、50年以上たって、わかった。。。
結局、伯父さんが亡くなったことをきっかけに、
はつか家に帰ったところで、終わっている。
読後感が少し変わった。
私は見えていないことがたくさんあるなぁ。
で、子芋じゃない、里芋の田楽「いもの焼いたの」は
とてもおいしかった。