回文 その8

キツイツキ

 

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きつい月

 

まったく、もう。

なんて、おおげさなの。

出入りするたび、あたりを派手に赤くして。

まわり、迷惑でしょ!

私を見てごらんなさい。

ひっそりと、細くなったり丸くなったり。

誰にも迷惑かけてないでしょ。

ほんとに、あなたって、いつも大騒ぎなんだから。>月

 

いや、その…べつに、騒ぐ気はないんだけ… >太陽

 

最後まで言わないうちに、海に沈んだ太陽。。

気の毒だ…。

 

マサカサカサマ

 

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まさか、逆さま

 

係員さ~ん!

これ、上下逆なんですが。>坂佐さん

 

すみませ~ん!すぐ、掛け直します。

まさか、逆さま…だったとは…。>係員

 

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ちゃんと上下がわかる絵を描こう!

 

コノサカサノコ

 

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この逆さの子

 

いいんだよ、どっちでも。

だって、トマトはトマトだもん。>ミニトマト

 

 

ヨロコブコロヨ

 

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喜ぶ頃よ。

 

アンディがタンスの引き出しを開けるので

つっかい棒をしたが、それでも突破されたという話は

前にブログに書いたと思う。

 

これ以上食べられては困るので

衣類はケースに入れて、別のところにうつした。

 

引き出しを空にした後は

新聞紙を大きめにちぎって入れている。

アンディが引っ張り出して遊べるようにと。

すると、

カリカリを隅のほうにでも、ちょっと置いておくと、もっと喜ぶよ。」と

アドバイスがきたので、

早速、小さな皿に、カリカリを数粒のせて、夜を待った。

 

↑は、喜んでるだろうなと、想像していた図。

ただし、私もアンディも、全然似てない…。

 

ところが、その日以来、ぱったり引き出しを開けなくなった。

もちろん、カリカリはそのまま。

ゴキブリが来たら困るので、数日でやめた。

やめたら、すぐ、また、開けるようになった。

 

警戒したのかなぁ。

 

そういえば、アンディは、皿からこぼれたカリカリは食べない。

私がうっかり、廊下に落としたものも拾って食べない。

行き倒れだったくせに、贅沢なヤツ~と思っていたが

実は、良家のおぼっちゃまだったのか?

 

謎の過去を持つ男、アンディ。

 

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キリンみたいに足をつっぱって踏ん張ってしか、水を飲めなかったのに

この頃、こうして座って飲めるようになった。

毎日がリハビリ。