魔法か、手品か…

毎年、仕事用の年賀状は、

文面は印刷したものを一部取っておいて

枚数分だけコピーし

干支のハンコを押すパターン。

 

今年は、裏面の用意が遅くなったので

先に宛名を書いてしまってコピーしに行った。

 

コピーし終わって、全部トントンと揃えた時

異変に気がついた。

 

宛名がないっ!

全部なくなっているっ!!

 

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コピー用紙のように

なかに年賀状がセットされている?と一瞬思い

コピーショップのスタッフに尋ねたが、そんなことはないと。

 

そうだ、先に宛名を書いて

ここで、コピーしたことは今までにも、何度もあったんだ。

 

では、魔法か…、私は魔法使いだったのか…?

手品ではない、タネなど仕込んでない。

…と、呆然自失していると、

 

そこに、スタッフさんの声が…

フリクションペンで書かれませんでした?熱で消える…。」

 

え?

葉書をよく見ると、たしかにうっすら宛名のあとが見える。

買った覚えはなかったが、間違って買って

しかも、ペンケースに入れていたらしい。

何本もペンはあったのに、なぜよりによってこのペンで書いてしまったのか。

 

魔法ではなかったが

手品だった。

しかも自分で知らないうちにタネを仕込んでいたのだった。

 

帰って調べてみると、

このインクは、60度で消え、マイナス15度で戻るとあった。

 

冷凍庫に入れてみたら、あら不思議見えてくる!

…が、薄い。

宛名書きとしては、使える色ではない。

 

あきらめて、うっすら見える宛名を、やや、なぞるように

今度は、消えないペンで書き直した。

そして、元の字がほぼ見えなくなるまで、アイロンをかけた。

 

私が出す地域で、マイナス15度になるところはないので

もとの字が出てくる心配はないだろう。

どうか、うっかり冷凍庫に入れられませんように!

 

よかったといっていいのか、

昔に比べると相当、枚数が少なくなっていたから

なんとか気力がつづいたが。。

 

 

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無事に届けよ~!