だれかに見せたい…自慢したい
先日借りてきていた、僕僕先生シリーズの4,5巻を返却してきた。
「さみしい女神」「先生の隠しごと」
読み終わって、なんだかさびしい。
続きがなくてさびしいというのではなく
僕僕先生のこと、考えると
みぞおちあたりがすうすうするさみしさ。
いつもながらの先生と王弁の、のほほんとしたやりとりもあるんだが…。
第一巻から、多少、そういう伏線はあったような気もすると思って
唯一持っている一巻、文庫を読み返した。
伏線があるような、変化してきているような…。
シリーズは長く続くとこういう感じになるものだ。
やっぱり私は第一巻の雰囲気が好きだな。
とはいえ、四巻も、五巻も、すごく面白かったんだが…。
☆
ところで、前にもちょっとだけ書いたことはあるんだが…。
僕僕先生は、「実在の架空の仙人」だった!
一年くらい前に、図書館で調べ物中、
中国神仙画像集という図鑑の中に、「僕僕先生」の名前が!
しかも王弁の名も。一巻のあらすじのような漢文。
これがコピー。
ひょっとして、僕僕先生にモデルがあるのは、常識だったのかしらんと、一応検索してみたら
作者の仁木英之さんが、サイトで「太平広記」という書物からとおっしゃっていた。
http://www.shinchosha.co.jp/bokuboku/2011/05/post_42.html
このサイトにて↑
数行だけとあるしほぼ内容は同じ。
ただし私が図書館でみたこの図鑑には、出典は「神仙伝」とあるから
まったく同じものではなかったようだが。
しかしこれから、あんな壮大なお話をつくってしまうとは!
昔、ひょっこりみつけたのがうれしくて、だれかに自慢したかったでした…。(^_^;)