風景は百姓仕事が作る

宇根 豊 著 著者は、福岡で 農業改良普及員だったのち 減農薬運動をはじめ 「農と自然の研究所」を設立、 今は念願の百姓に専念、とプロフィールにある。 多分、この著者名はペンネームだと思うのだが。 畦 豊か。 勝手な連想。 この本を一口で説明するのは難しい。 なので、表紙に書いてある文章を要約してみる。 田んぼ、里山、赤とんぼ、そんな風景が見苦しくなっている。 それは、生き物のにぎわいと結ばれてきた百姓仕事の心根と まなざしが近代化の中で溺れかかっているからだ。 要約と言うより、ほぼ、抜き書きした。 合理的、近代的、へと、進んできた農業を 風景から見直そうと呼びかけている。 農家へ、風景と仕事についてアンケートを答えてもらった ものものっている。 読むと、また、里山~畑~と憧れがつのってしまった。