新聞をとらなくなって、数年。
ニュースが読めなくて、困ったということはない。

テレビ番組表がなくて、おもしろい番組を見逃した!と
騒いだことはあったが、もう、慣れてしまい
見逃してもべつにかまわなくなった。

…が、困るのは
古新聞がないこと。

猫の布団に
(キャンベルが布類を食べるので、猫の布団は新聞紙になった。)
なにか作業をするときの敷紙に、と
使うことが多くて、これは困った。

新聞をとるのをやめた友人たちに聞いても
たいてい、そうそうと、同意を得る。

私は、実家に帰ったときに、ちょっともらってくる。

さて使おうと、古新聞をひろげても
活字があったら、まず読まねば。

古くなったニュースやスポーツ記事や株式状況には興味はわかないが
広告や、日曜の読書欄などついつい
ながながと読んでしまって、包むはずの猫の湯たんぽがさめそうになる。

先日広げた紙面は「今週の本棚」(毎日新聞)だった。
ひかり埃のきみ  福田尚代 

書評によると、回文と美術作品の写真が載った本らしい。
331字の回文ものっているらしい。

回文好きとしてはぜひ読みたい。

こういう行き当たりばったりの本との出会いが
「しんぶんし」にはあったんだと、思い出した。

バインダーに挟んでいた古い新聞の切り抜きを思い出す。
自分の興味の欠片が散らばっている。
おもしろいし、ちょっと感動した。


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朝、ゆっくり新聞を読むことができる日が来たら、
また、とるかもしれない。