少女小説ボックス
本棚からはみ出してし待った本を、コミックボックスに収納している。
押し入れに入れているので、なかなか出す機会がなくて、めったに読まなくなった。
しかし、手放せず…
そのなかに、少女小説を集めたボックスがある。
熱中のピークを、
中学生のころ、二十歳前後のころ、三十代半ばのころと
何度もはさみつつ、ずっと読み続けてきた少女小説。
黄ばんでしまった、アンシリーズやオルコットの文庫本。
それより少しい新しいのは
二十年くらいに出た赤いチェックのカバーが
かわいい角川の復刻シリーズ。
「リンバロストの乙女」や「村の学校」など…
少女小説、家庭小説の楽しみは
ストーリとは関係のないところにもある…とおもう。
食べ物や、家事、インテリア、生活一般…
むしろ、読み返す時は、そこが一番楽しみで読み返す。
☆☆☆
久しぶりに「アンの青春」を読み返している。
ミスラベンダー、いいなぁ。
実は、私は「赤毛のアン」が子供のころ余り好きになれなかった。
アンファンから石を投げられそう…
子供向け、ダイジェスト版で読むアンは
めんどくさい女の子…としかおもえなかった。
しかし、十代後半、文庫で続編を読んでからはまってしまった。
まわりの人々の生活や、自然が、細かく描かれていて
それがおもしろいのなんのって。
で、そういう読み方は、邪道ではなかったとの意をこのごろ強くしている。
ロマンスより、日常生活のほうにわくわくしたって、かまわない。
…そうかな?