絶版本

絶版の「いざ言問はむ都鳥」が読みたいと駄々をこねたかいあり(^_^;) 友達に送ってもらって、ありがたく読了してから大分経つ。 確かに、絶版になるのもわかるような…かなり凝った(無理のある?)トリックのミステリーで また、そこがすごく面白い本だった。 これは、「ふふ…絶版だけど、私もってるもんね。」と本棚の隅においてあるのをときどき思い出して にんまりしたくなるような(ストーリーは結構怖いのだけど)本だ。 (はちちゃん、私が大事に保管しとくから、いつでも「返して~!」といってね。) さて、なにゆえ、絶版本というのは、こうまで魅惑的なのだろう? 昔、若草物語のシリーズが全部読みたいが、手に入らない、 しょうがなく、いとこが古本屋から買ってきた、旧仮名遣いの本を 一生懸命読んだり、、立ち読みで、原書を眺めたり…したことがあった。 その後、角川から復刻されて、喜んで全部買いあつめたのだが。 今、というか、ずっとなのだが 恋焦がれている絶版本は、「黒旗山の謎」トレーズ。 「この湖にボート禁止」という児童書の続編で あとがきに、続編ありとかいてあるのに、絶版なのである。。。 図書館にもないし、ここ30年くらい!思い出しては、読みたいなぁと思う。 絶版の本というのは題名から、想像がふくらんでふくらんで、それで恋焦がれてしまうのかもしれない。 古い本の、後ろの目録で、絶版の本を見つけては、読みたい!と思うこともしばしば。 手に入らないものの、魅力なんだろうなぁ。