怒涛の忙しさだった8月。
よく考えたら、休んでなかった。
もちろん、仕事をしなかった日はあったのだけど
雑用に追われて、ゆっくり休む日をつくるのを忘れてしまっていた。
余裕がなくなるからと、囲碁は、封印した。
遊びにも出かけなかった。
…しかし、本くらいは読まなきゃ。。
忙しかったという割には、結構読んでいる。
百鬼園随筆 内田百閒
第七女子会彷徨 123 つばな
縁見屋の娘 三好昌子
日々雑記 武田百合子
ハナシがちがう 田中啓文
阿房列車 内田百閒
いざ言問わむ都鳥 沢木喬
なめくじ艦隊 古今亭志ん生
ネコたちをめぐる世界 日高敏隆
「第七女子会彷徨」は、マンガ。
題名は明らかに、尾崎翠の小説からヒントを得たかと思われるが
内容は全然違って、女子高生ドラえもん。
シュールなほのぼのSF、ハマってしまう。
内田百閒くらいの時代に書かれた物を読むと
妙に馴染んで落ち着く。
「なめくじ艦隊」志ん生の半世紀。聞き書きされたもの。
貧乏で、大酒のみ。オクサンじゃなくてよかった。。。
「ハナシがちがう」も落語家の話。
主人公の新米落語家の師匠も、大酒のみだ。
少々荒唐無稽な落語コメディ。
「いざ言問わむ都鳥」日常の推理、に入るだろう、主人公周りの
ほのぼの具合のわりに、事件はとても重い。
植物に関する詳しい話が雰囲気があって、なんともアンバランスな
ところが、魅力。。。。ぜんぜん、上手く言えてない。
ずっと昔、「絶版なんだよねー」という、はちちゃんの言葉に
「読みたい」と駄々をこね、送ってもらった本だった。
もらったと思い込んでいたが、返すべきだったのか?と、冷や汗とともに再読。
聞いて見なきゃ。
ついでながら。
「絶版」というのは魔法の言葉だ。
なぜか読みたくて、読みたくてたまらなくなる。
二十代、動物行動学的な本ばかり読んでいたころに買っていた
「ネコたちをめぐる世界」
ネコを飼ってから読んで見ると、感想がちょっと変わった。
昔読んだときは、もっと、離れた視線で読んでいた。
ローレンツが猫嫌いだったというエピソードは忘れてしまっていた。
そうなのか。
うちのねこ、アンディは、ちょっと、ふとった。
トイレ以外のところに、おしっこすることがなくなった。
猫じゃらしにじゃれるようになった。
あらら、である。
ちょっとせつない。
畑は、夏野菜はすべて抜き
葱とニンニクはプランターにうつして
秋の植え付けを待っている。
ベランダのプランターも、土改良中。
まっさらな状態で、秋を待っている。
畑の横のカラスウリも赤くなるのを待っている。
秋の畑を思うと、やっと、九月にこぎつけたとほっとする。