仮名四季往来によると
今日より五月四日まで袷を着まいらせ候、とのこと。
旧暦で行事しよう運動をやってはいるものの
今日からひと月、袷は、無理だなぁ。
困った。
季節と合わずに、花も咲いてないから
旧暦で行事を、と思うのであって
暑ければ、四月からでも単衣を着ようよ、と思う。
幸田文さんの「きもの」に
この衣替えをまたずに、動きにくくて気持ちが悪いと
袖から、綿を抜き取って捨てた話があった。
冬は着物に綿を入れるという話は聞いたことがあったが
これを読んで、妙に実感したことを思い出したり。
一年中 毛皮でも
問題ないっす。
冬は湯たんぽ、夏は保冷剤、抱きかかえてるけどね。
仮名四季往来は、しばしば宮中ではという言葉が出てくる。
しかし、往来物は町人が愛読したらしいので
市井の生活を書いた往来物もあるのかもしれない。
仮名四季往来を追っかけて、あとちょっとで一年。
四季をめぐったので、今度はそういうものを探してみたいが
見つかるかな。