白い秋の花

今日は、畑にビーツの種を蒔いてきた。

先日蒔いた、大根やホウレンソウが、ちょっと芽を出しているそばに

今年は、上手く育ちますようにと、蒔いてきた。

 

帰り道の田んぼの畦の白い花。

名前は知らない。

ここ数年、いつも通るところなのに

今年、初めて見たような気がする。

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白い彼岸花

ちょっと前まで珍しいと思っていたけど

近頃はよく見かける。

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秋の花に、白いというイメージがなかった。

紫。ピンク。

秋の七草の影響か。

おととい、秋の七草を思い出そうとして

途中で止まってしまった。

 

すすき、ききょう、おみなえし、はぎ、フジバカマ、、、、、

うぅぅぅぅ、、、、

頑張ったけど、結局検索した。

あぁ、そうだった。

ナデシコ

クズ!

 

秋の七草は食べないからなぁ。

忘れる。

 

ほこりだらけの小さな文庫

「海岸文庫 ちどり通信」という本を読んだ。

 

二十数年前に閉鎖してしまった団地の小さな文庫にまつわるお話だった。

三つの章の主要登場人物がかかわりあって一つの物語になっている。

物語自体は、ちょっと無理があるような気がするところもあり

不審なまま解決してないこともあるのだけれど…

 

最後の章の、主要登場人物、入江三咲さん。

文庫を立ち上げ、閉鎖した後もその本を自宅に引き取って

本だらけでごたごた暮らしている三咲さんには

本が好き、年齢も近いということだけで、親近感や

共感を感じた。ちょっとうらやましさも。

 

ストーリーにちょっと文句をつけたけれども

ひさしぶりに、そうそう「文庫」っていいよねと思ったのだった。

 

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そもそも、「文庫」という言葉。

心ときめく。

 

現実の文庫は持てないだろうと、ホームページの名前に「文庫」を

つけたりしたこともあった。

昔、そのホームページに書いたことがある、懐かしい文庫のことを

ここにちょっと書きたい。

 

小6のころ、近所に閉鎖された文庫があった。

ドアが壊れていて、開いたままの状態で、入っても誰にも怒られない。

雑然と本が積んであった気がする。

窓から差し込む光に、埃が舞い踊っていた。

毎日、放課後、一人でもぐりこんで本を読んだ。

 

何冊くらいあったのか、どんなジャンルの本があったのか

全然覚えてないが、数冊だけ、読んだ本をおぼえている。

 

花物語 吉屋信子

うーん、少女小説なのに、おいしいものがでてこない!という

あらぬクレーム感想。あまりお気に入りにならず。

 

クオ ヴァディス

ネロ=悪いヤツ。と強烈にインプットされた。

さっき調べたら、ポーランドの小説だそうだ。

 

ラクラ日記 坂口美千代

なんとなく気持ちが悪かったとしか、おぼえてない。

でも題名のインパクトで忘れられない。

なんとなくハイジにでてくる

クララっぽいお話を期待して読み始めた…

小6なので、無理ない連想としよう。

その印象が強く、大人になっても読み返していない。

 

そして、

ライラックの花の下で オルコット

これは、その当時、あることは知っていたけど

絶版で読めない本だったので、うれしさは何百倍!だった。

で、おもしろかったのだけど…訳が…

直訳すぎて、なんとなく頭の中に薄絹がかかったような情景しか浮かばない。

それが残念でもあり、よその国感が増したりした。

 

今でも、至福の読書の時間と言えば

いつも、あの差し込む光にやたらと舞う埃を思い出す。

「文庫」はそれを思い出させるキーワードなんだと思う。

 

袖なしでも暑かったおとといあたりから

一気に長袖着ないと寒いくらいになってしまった。

 

長袖で種まきしてきた帰り道。

風にえのころぐさが揺れていた。

 

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ヤマゴボウ染め

先日採ってきて鉢に入れていたヤマゴボウ

そのまま枯れて捨ててしまうのは、もったいない気がして

ヤマゴボウ染めをやってみた。

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子どものころ、草木遊びの材料としてはポピュラーだったけど

(注!子供の草木遊びにはポピュラーと書いたけど

  食べると毒があるそうです!要注意です!)

草木染の材料としては、手持ちの本を調べても、載ってないようなので

きっと、色落ちしやすいのだろう。

長持ちしないつもりで染めてみる。

 

変色してしまって使えない薄絹で。

 

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分量、適当。

実を絞って、ちょっと水を足して

最後に一つまみの、すって(漢字の選択に迷う)細かくした

ミョウバンをいれて、丸一日漬けこんだ。

色落ちしてもいいつもりで、煮ない。

 

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次の日、水洗い。

このままの色で止まればきれいな発色だけど

乾くときっと薄くなる。

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それでも思ったよりは色が残っている。

 

何に使おう。

 

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スカーフにできるかな。

布齧りアンディが、うにゃうにゃくちゃくちゃしないよう用心しないと。