このごろ読んだ本リスト2
真夏になるちょっと前に借りて読んだ本は…
ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯
クレア.キップス 梨木香歩 訳
地味なエッセイなのに、なぜか予約が殺到。わけは訳が人気作家の梨木さんだったから。
R.D.G 1 荻原規子
不思議な力を持つ少女が主人公、、
まだシリーズ一巻しか読んでないので感想はシリーズ全部読んでから。
アルテミス ファウル 1、2 オーエン.コルファー
悪のハリーポッター?などと言われているようだけど、そう悪でもない?
これもシリーズ全部読んでないので。
コミックス
真昼の月 吉田秋生
しぶとく105円コーナーを見ていた甲斐あって、海街シリーズの二巻目ゲット!
妖魅変成夜話 1~3 岡野怜子
105円だったので衝動買い。いかにも中国妖怪奇憚っぽいコメディ。
(よしこさ~ん!!これは中学生には不向きです!ちょっと色っぽ過ぎ…。)
くるねこ 3~7 くるねこ大和
友達に借りている。 今、5巻目。猫まんが。かわいい。
図書館に行かなかったので、あとは手持ちの本を読み返した。
いろいろ読んだけれど…かためて読んだのは
ある小さなスズメの記録を読んで読み返したくなった梨木さんの本。
「家守綺譚」「村田エフェンディ滞土録」
エッセイの「春になったら苺を摘みに」
何度も読み返していると
最初に読んだ時と印象が違ってきたり
エッセイを読んだ後に読むと
うなずけるところが増えたり、楽しい。
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読んでない人には何がなにやら?な、
あっちこっちいったりきたりの感想なので。
続きです。
「家守綺譚」ってこんなに不気味だった?というのが
読み返しての最初の印象。
いや、もう、今までも、何度も読み返していたのに?
理由はだいたい想像がついている。
一回目読んだ時、「あ、坂田靖子のマンガみたいだ」と思ったので
その後、ずっと、勝手に頭の中で、坂田靖子の絵に置き換わっていたので
かわいく補正されていたのだ。
今回、あえて、リアルに想像したので不思議な者たちが
不気味になってしまった。
それでも、主人公と高堂の二人の関係が、自然で微笑ましく気持ちが良いので
やっぱり好きな小説ベスト3にはいることに変わりはない。
「村田エフェンディ滞土録」
これは、はじめて読んだ時は
神様たちの大騒ぎが、どうにも不自然で読んで居心地が悪かった。
でも今回「春になったら苺を摘みに」の
文化の違う人たちがひとつ屋根の下に暮らす生活との共通点のほうが
印象に残って、神様の大騒ぎがそうまで気にならなかった。
ただ…せつなすぎるエンディング。
「春になったら苺を摘みに」
私の憧れ、イギリス…著者の素敵なイギリス生活?と題名を見て買った本だが
風物よりも、文化や人種、宗教の違う人たちとの出会いがメインだった。
「村田エフェンディ」の下宿生活のように…。
さて、素材はすごく好みなのに
料理法が苦手と前に書いた「からくりからくさ」
今度読み返したら、印象が変わるだろうか?