あけましておめでとうございます。
今年も、本や、草花や、猫やカメの話などの
そんなたわいないことを、書き連ねていくと
思いますが、どうぞよろしくおねがいします。
昨年、暮れに、冬至がテーマの本がなかったので
正月はどうだろうと、思い出してみた。
小説は思いつかなかったが、マンガならある!
坂田靖子の短編
その名も、「謹賀新年」
おおみそかから新年にかけての話で
掛け軸の中から、描かれた童姿の寒山拾得が
抜け出して……。
童の寒山拾得がかわいい。からむドラ息子もいいやつで
ほのぼのして正月らしい短編だ。
もうひとつ
「村野」
「我輩は猫である」の全員集合場面っぽい雰囲気で
新年会をやっている、学生たち。
そこへ、お調子者の村野がやってきて大騒ぎになる。
村野は迷亭さん風。
どたばたコメディだが、最後はちょっとほろ苦い。
どちらも、はっきりしないが
時代は、明治か大正か…
女性の髪形からすると、明治くらいか。
謹賀新年 は「天花粉」
村野は「村野」というそれぞれ短編集に入っている。
(「村野」はJUNEというボーイズラブ系雑誌連載の短編集なので
読んで、?となるものもあるかも。。)
坂田靖子さんは
どたばたコメディから、SF、ナンセンス
なんなのかよくわからんジャンルのものとか
数多く描かれていて、多分、出版されたものの
半分も読んでないかも知れない。
ストーリーは、ジャンルによって
大好き!から、ようわからん、、、まで。
絵柄はいつも大好きだ。
◎◎◎ ◎◎◎
「新しい年、うまかったね。」
「うん」
…別メーカーのかりかりと
新鮮な白菜をそれぞれ、新しい年と思ったらしい。