回文 其の20

ナンカイカンナ

 

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何か、いかんな。

 

理論上は、

飲めば、思いのままにタイムトラベル出来る薬が

できるはずだったのだ。

 

ん、〇〇〇を入れ忘れた?!

(〇〇〇は研究上の秘密ゆえ伏せております。)

 

 

 

トケイソウガウソイケト

 

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トケイソウが嘘。池と。。。

 

ある夏の日、まだ明るいが、少し日が傾きかけたころだった。

僕は、涼みがてら散歩に出かけた。

いつもの散歩コースを歩いていたつもりだったが

どこで間違ったか、気がついたら知らない路地に入り込んでいた。

 

路地のつきあたりに、トケイソウの垣根があった。

満開のトケイソウのそばへいくと

どこからともなく、「きれいな池があるよ」「池に行ってごらん」と

ささやき声が聞こえてきた。

まわりを見回しても誰もいない。

声はトケイソウから聞こえてくる。

 

トケイソウの垣根の間に、一か所、細い隙間があった。

僕はいつのまにか、細い隙間を抜けて青く輝く池へむかって

歩きだしていた。

そばまで行くと、それは池ではなかった。

青く輝く鏡のような…

足が勝手に一歩踏み出した。

 

ひゃ~~~~~

 

僕は空に吸い上げられ

そのまま、UFOのなかへ。。。

 

。。。。。。。。

。。。。。。。。

 

僕は涼みがてら散歩に出かけた。

いつもの散歩コースで、いつものように、角の家の犬と

ちょっと遊んで、西花公園で鉄棒にぶら下がって

真中書店に寄って、週刊詩の見出しをながめ

くるりとまわって、帰ってきた。

歩いた後の、ビールはうまい。

 

xxxx

 

マチガッタナ。

アイツジャナカッタ。

キオクヲケシタカラダイジョウブ。

キヲツケナケレバ。。

 

xxxx

 

 

ネヨウヨネ

 

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寝ようよね~

 

もう、夜中の一時なんだけど。

私、眠いんだけど。

もぉお。

寝ようよねっ!

 

 

今回の回文提供、ぶらん亭席主さん&古い友人さん。

ありがとうございました。