一杯の珈琲から

コーヒー豆の店で、焙煎してくれるのを

店の本棚にあった「一杯の珈琲から」(山川直人)を読みながら待っていた。

三巻くらいまでは読んだことがあったから、六巻を手に取った。

一話完結なので、飛ばしても大丈夫。

 

変わらず、かわいいおもちゃみたいな絵柄で

ほんわりしんみりする話だった。

 

そういえば。

私の本棚にも、「一杯の珈琲から」がある。

これはケストナー作。

ケストナーの大人向け小説。

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大人向けと言っても、悪人がでてこない、おとぎ話のようなラブコメ

大戦中、書きたいことが書けないため、ケストナーはユーモア小説をかいたらしい。

この小説、その当時の国際情勢がわかっていれば、

密かに批判が込められていることがわかるのだそう。

 

ひさしぶりに手に取ったら、紙が焼けて黒ずんでいて、活字が小さくて

紙面全体が薄暗い。。。眼鏡をかけても薄暗い。

でも、この文庫の装丁好きだから、もうしばらくは手元に置きたい。

 

 

おいしいコーヒーが飲みたいと、自分で入れているのに

ずっと、インスタントのほうが、まし!だった。

なんてこった…と、なにが悪いのか、読んだり、聞いたり。

やっとこの頃、インスタントよりは、幾分、おいしくなった気がする。

 

コーヒーを飲むとなんか元気が出る気がする。

そして、ふと口ずさむ「一杯の珈琲から~」♪

いや、さすがに、この歌が流行っていた時代は知らないけど。

なので、この一節のあとはちょっとラララ~で終わってしまう。

 

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ケストナーのユーモア三部作。

これと、あとは「消え失せた密画」「雪の中の三人男」

私は、「雪の中の三人男」が大好きで、

この冬、雪が降ったら、この本の紹介をしたい。

忘れてなかったら!

 

九月の庭

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ほそぼそっとしているけれど、なんとか、成長中の朝顔

花が咲くまで育つかな。

 

地面に埋めた生ごみから芽が出た、かぼちゃは黄色い花が

咲いて、ちょっとしたら、しおれてしまったし

トマトも、芽が出て10センチくらい伸びて、しおれて枯れた。

なんで、時季外れに芽を出すのかなぁ。

 

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ピーマンは大きさこそ小さいけど、すでに10個くらい収穫した。

出だしの失敗からすると、大成功といっても過言ではない。

 

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ニラは花盛り。

写ってないけど、ヤマトシジミに大人気。

 

台風が来る前、植木鉢を片づけるのが大変だったので

かなり植木鉢を減らした。

青じそもバジルも、枯れていたからちょうどいいタイミングだった。

 

それにしても、秋っぽくなった。

スイッチ、ぱちんと切り替えたよう。

 

そだなー。

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爪とぎ&クッション

 

 

ハンミョウとダンゴムシ

半月ばかり前に、仕事場の露地で見た、ハンミョウとダンゴムシ

 

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ダンゴムシは、比率で言うと四倍くらい大きく描いている。

 描きにくかったので、拡大。

 

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前足でちょいちょいと、ダンゴムシを転がすと

ちっ!というように、前足を広げて去っていった。

 

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その後、10分くらいたってから、ようやくダンゴムシ

もとの姿に戻り、これもまた、去っていった。

 

調べてみると、ダンゴムシはハンミョウの獲物になるらしい。

なぜ、ちょいちょいでやめたのかわからないが

ダンゴムシが、まだ小さくておいしくなさそうだったのかも。

人間が肩をすくめて両手を広げるようなポーズに笑ってしまった。

たまたまそういうポーズになっただけだろうが。

 

仕事場の露地に、ハンミョウはずっといる。

私が知ってる限りでも、35年くらい前からいる。

でも、見かけるのはいつも単独。

代々、世代交代しているはずなのに

カップルでいるのを見たことがない。

 

暑い暑い八月だったから、近くの公園へも、めったにいかなかった。

草木を見たくなると

猫の額より狭い庭や路地をうろうろしていたので、

はじめて、ただ、ぴょんぴょんしてるだけじゃないハンミョウを見た。

 

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これは別の時に撮ったハンミョウ。

同じハンミョウかどうかは不明。

 

色鉛筆では、このキラキラ感がでない!