糸を染めた。

おととい、晴れて暖かかったので

出来上がった糸を染めることにした。

 

ミョウバンで媒染して

(染物の量が少なすぎて、0.12gってどうやって計る?)

(気分でほんの一つまみ。。。)

玉ねぎの皮を煮出して

(これも、染物が少ないので、思ったよりいらなかった。)

 

そして、

ことこと、煮る。

 

よく、水洗いして、干す。

あいかわらす、重しは鉛筆に貼り付けた木切れ。

 

出来上がり。

思っていた以上に、濃いきれいな色に染まった。

写真はちょっと薄く写っている。

 

不思議なのは、結んでいた古いタコ糸(と思っていたが…)が

濃い赤茶色に染まったこと。

綿のタコ糸じゃなかったらしい。。。

 

長い事貯めていた玉ねぎの皮は、ほんの一掴みしかいらなかった。

 

 

綿から、糸が出来ていくのは、不思議な光景だ。

話には聞くし、映像も見たことはあったと思うが

目の前で、糸に変わっていくのは、不思議だ。

 

あの丈夫な、木綿の縫い糸はいったいどうやったら出来るんだろう?

何度、洗っても大丈夫な木綿の布はどうやって織られているんだろう?

街にあふれる木綿の服…。

 

などと、すぐ切れてしまう、ぼこぼこしている糸を見ながら思う。

 

いろいろ、思いはあちこちにとんでいくけど

とりあえず、今は、楽しむ。

 

この紡ぐ話とは、無関係な知り合いから、昨日、綿の種をもらった。

茶花にするため、植えている人なので

私が「ちょこっとずつ、毎年集めて、糸にする」と言ったら

「えっ?…」と絶句。

どれだけ、長生きするつもりだ?と、思ったに違いない。。

 

 

 

長生きうんぬんより、うちの庭の日当たりが問題だ。

そもそも、育つのか、綿の実が実るのか…。

植えてみないとわからない。

育つといいなぁ。