サクラは、いよいよ、どこのソメイヨシノもほぼ満開。
近所のサクラは、今日は花吹雪が舞っていた。
こんな時に、なんなんだが…
どっちかというと
ヤマザクラ系のサクラのほうが好き。
そして、それより梅が好き。
ソメイヨシノは、とてもきれいなんだが。。。
昨日、その理由がふと浮かんだ。
大きなソメイヨシノからは、校庭を連想するのだ。
学校行きたくなかったからなぁ。
なんで、ふとそう思ったかというと、多分…
たまたま読んでいた「でりばりぃｄａｙｓ」梨屋アリエ著
…のせいじゃないかと思っている。
主人公マナコは中学二年生で、女子高の夏期講習を受けている。
その校舎の窓から見えた、一軒の家、その木に囲まれた庭に
干されたシーツが、自分を乗せてくれる帆船のような気がして
講習を抜け出す…というところから、物語は始まる。
ストーリーは置いといて。。
そのシーンにとても共感した…多分、それがきっかけで
サクラのことに気がついたんだと思う。
この物語は、ややヤングアダルトよりの児童書で
丸く収まるハッピーエンド。
でも…私はもうおばさんさえ通り過ぎた大人なので、
ハッピーエンドだったとか暢気だが
この、マナコと同じようなもやもやを持った中学生が読んだら
がっかりしそうだなぁ。
読み終えて、現実にもどったとき、
自分はこんなに都合よくハッピーエンドにはならないのだから。
表紙のピザがおいしそうだと思って、手に取ったけど
物語の家族は、でりばりぃのピザに飽きてるのだった。。。
さて、桜より梅に戻り、桃へ行く。
曇久里森の梅林が満開になったときは
まるで桃源郷にいるようで、ずっとそこに居たいと思う。
が…寒くて、そう長くはいられない。
ん？
桃源郷？
そういえば、満開の大きな桃の木を見たことがない。
そもそも、満開うんぬんじゃなく、桃の花を植えてあるのを
あまり見ない。
ましてや、桃源郷と言っていいようなところなど見たことがない。
もし、桃の林があったら、
梅林よりいいと思うんだろうか。
それとも、梅のニセ桃源郷のほうが、やっぱり好きなのか？
見てみないとわからないなぁ。
今年の桃の節句は、旧暦ではまだずっと先、4月22日。
今年は閏月だから、遅い。
カレンダーみた時、一瞬ミスプリントだと思ってしまったが
そうだった、旧暦には、閏月がある年があるのだ。
新暦より、旧暦のほうが、行事と季節感が一致して
いいだろうと思っていたが、
旧暦を追っかけてみると、意外と不便だったのだなと思う。
桃の花、そろそろどこかで、満開になっているだろうか。
旧暦のひな祭りを待たずに。
