先日、半月遅れだけどと、友チョコもらった。
黒猫だったから、思わず買ったんだとか!
うれしかった!
パッケージイラストがかわいいので
ネットでいろいろみてたら、人気の童話の主人公であることが
わかって、借りてきた。
人間の言葉がしゃべれる猫ミケシュと、
ミケシュが教えたので、しゃべることができるようになった
ブタのパシーク&ヤギのボベシュの楽しい毎日。
ストーリーもイラストともに、ヨゼフ.ラダ。
ミケシュは、チェコではチャペックのダーシェンカに並ぶ人気者らしい。
日本でも、まぁまぁ有名なのか?
ダーシェンカは読んでたけど、ミケシュは知らなかった。
子どもの時に読んでいたかったなぁと、思った。
児童書を読むのが、今でも好きなのだが
私にとって、児童書は二種類で、大人になって読んでも、とても好きになる本と、
大人になってから読むのではピンとこない本があるのだ。
その線引きラインは、なんとなくあるんだけれど、
ふわっとしていて、一言では表せない。
これは、ちょっと読み始めて、あ、入り込めないほうだ、、、と
思ったのだった。
そして、多分これは我が子に話したおはなしだろうな、とも。
これは、後書き読んだら当たってた。
そして、著者も靴屋の息子だった。
贅沢にカラーで1ページ使った挿絵が、ところどころにあって
挿絵はとても好きだった。
ただ…中に一枚、腑に落ちない挿絵があって。。。。
ミケシュと、パシークとボベシュと、ペピーク!?のはずなのだが?
小学生のペピークのはずなのだが!?
誰?このおじさん?どこからでてきた?
早とちりのくせに、超スピードで本を読んでしまう私。
あぁ、なにか勘違いしたらしいと思い
(名前もちょっと似ていてややこしいし…)
何度も、読みかえすが、やはり、この場面、小学生のペピークなのだ。
あぁ、気になる、と読書メーターなどの感想を読んで見るも
全然、そのことにふれてない。
なんでよ~、気になるよ~。そして、やっと一つ見つけた。
なんで、この挿絵、おじさんなの?と書いてる人がひとりいた!!
で、ひとりいたと、安堵した瞬間、するすると疑問が溶けた。
疑問を書いてる人は、疑問だけで放りっぱなしだったので
ヒントをもらったわけではない。
今のペピーク、つまり作者だったんだ。
作者本人が描いた挿絵だし。
あぁ、すごくよくわかる。なんか暖かくなってくる。
なんて、鈍いんだ、気がつけよ、と、この記事を読みながら思った方も
いらっしゃるだろうな!
それ、自分に思いました。。。。。。。。
(といってもまだ推測ではある。。。)
そして、なぜか、急に、この話の世界に入っていけたのだった。
おとなになってから読んだのでは、入り込めない種類の本。
そのピンとこない本の世界へ入り込める裏技が、実はある。
それは、一緒にその本を楽しんでくれる子供と読むことだ。
新井素子さんのエッセイでも
甥御さんに読み聞かせしていたエピソードを読んだが
やっぱり、おなじことを書いてあったから、裏技は私だけの技ではないと思う。
今回はひとりで読んでいたけど、
ラダさんだ!とわかった瞬間、私も飛び入り参加できた。
おもしろいな。
さて、今日は啓蟄。
そして、蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)。
昨日、久しぶりに蝶を見たのだけれど
これは多分、春になって出てきたのではなく
冬越ししたキタテハではないかと。
そして、やっと今年初のジョウビタキ。
そして、庭のかりん、一番蕾。