指紋の数だけ、スコーンのレシピはある…らしい。

今日はスコーンを焼いた。

ちぎりパン風だけど

これはスコーン。

パンより、ずっと短時間で出来る。

 

近頃、「ブリティッシュ ベイクオフ」という

イギリス版、テレビチャンピョンのような番組を見ている。

 

文句を言いつつ、とうとう9シーズンまで、

ついに見終わってしまった「ブラウン神父シリーズ」。

似たような番組は、ないかと

あれこれ探偵ものを見てみるも、どれも今一つ。

そういえば、「ブラウン神父」もストーリーより

景色や、行事や、秘書のマッカーシー夫人のつくるお菓子とか

そんなところが楽しみで見ていたんだから、

食べ物しか出てこなくても、いいんじゃないか?と見てみたのがこれ。

 

今日のタイトルの

「指紋の数だけ、スコーンのレシピはある」は、この番組で聞いた。

(記事を書くに当たって、確認したけど見つからなかった。。。)

…はず。

 

戦いそのものより、

今まで、なんとなく知ってる気になっていただけの

お菓子を作っているところを見られるのが、おもしろい。

合間にはさまる、想像以上の、ダークなお菓子の歴史も。

 

ちょっと、前に調べて作ってみた、クランブルや

ずっと謎だった、プディング

(これは、見た後でも、イマイチ、よくわからないが)

いろんな食べ物が、競技種目になる。

もちろん、スコーンも。

 

 

この本で読んで、名前だけ知った、野菜のルバーブも。

どんな味なのかは、謎のままだが、

お!あれ、やっぱり使うんだな、というくらい

使われていた。

 

しょうがもすりおろして、よく使っている。

 

見ているうちに、なんか作りたくなったので

この本の後書きにある、スコーンのレシピで作ってみた。

オールドファッションタイプで、ビクトリア朝時代からのレシピで

王道だ!と書いてある。

 

 

急須はどけて写真を撮ればよかった。。。

 

クロテッドクリームも、サワークリームも近くのスーパーには売ってないので

代わりに、クリームチーズと、冷凍していたあんずジャムで食べた。

 

計量中に、ベーキングパウダーが多めな気はした。

いつも、パンケーキ作るときに比べて。。

で、やっぱり、私にはちょっと多めだったようで、それが気になる。

が、なぜか、懐かしい味…?

 

そう、父が作る、じゃがいもと玉ねぎの入った塩味の蒸しパンの味。

重曹の味だ。

父の蒸しパンは、蒸しパンとは、名ばかりで

全然ふわふわせず

だご汁のだごのような食感なのに、重曹の味はするという、

正直、あまりおいしくない蒸しパンだった。

でも、たまに、食べたいなと思い出す味、しかも再現できない味。

 

それをちょっと思い出したということは、

ベーキングパウダー、やっぱり多すぎか?

しかし、他のレシピを検索しても、量はそんなもののようだ。

本のレシピがおかしいのではなく、

どうやら、ベーキングパウダーのメーカーによって、違うらしい。

今度は、あまり重曹っぽくない味のを探して使ってみよう。

 

そういえば、ベーキングパウダーで、驚いたのは

イギリスの、お菓子用の小麦粉にはすでに

ベーキングパウダーが入っているものがあるということ。

そして、スポンジケーキは、それで焼くのが普通らしい。

 

今まで私がスポンジケーキでやっていた

卵の白身を泡立てて、というのは、番組ではジェノベーゼといって

とても難しい方法と言っていた。

普通、家庭ではしないらしい。

審査員の先生の模範ベイクでも、その小麦粉を使っていた。

 

なるほど、スポンジ、ふんわり作るの難しいと思っていたけど

難しかったんだ!

私が下手だからじゃなかったんだ!

(幾分、私の腕のせいもあるかも。)

 

そして、「イギリスはおいしい」では

イギリス人は、あまり手のかかった料理はしない、

というように書いてあったが

それは、林望さんが出合ったイギリス人が、であって、

ベイキング、クッキング、大好きな人はたくさんいると

いうのも、わかった。(そりゃそうか。。)

 

いろいろ、謎が解ける。

 

アンディは、ちぎりパンと同じく、いや、もっと興味なし。

イケメンのところ、見せたかったのに。