芹と梔子&この頃読んだ本

今日は、七十二候の「芹乃栄」せりすなわちさかう。

 

セリというと、早春の草というイメージだったので

庭にでても、気にしてなかったが

カレンダーを見て、ひょっとしてもう出てきているかもと

見に行ったら、三つ葉のあいだで、ちゃんと栄えていた。

 

年末に、「お正月休みに読んでね。」と友達に送ってもらった本。

正月まで待てず、年末から読み始めてしまい、

今のところ、三冊読了。

 

 

小鳥神社奇譚シリーズの、梔子の木。

不思議な力を持つ神社の宮司と友人で普通の人間の町医者と

付喪神たちが様々な難を、片づけて行く物語のシリーズ。

 

今回、町医者の泰山が使う、不眠の薬がこの梔子。

 

たまたま、一月ほど前に知り合いの方から

庭の梔子、といっていただいていた。

一回、クチナシご飯を炊いて、それはきれいな黄色になったが

そんな、薬効があると言われている植物とは知らなかった。

不眠だけじゃなく、ほかにも、いろいろ効能があるらしい。

本編のストーリーはいつもどおり、ハラハラ、でも、のどか、なのだが

今回は、私は梔子に脚光をあてながら読んだのだった。。。

 

ビニールに入れて、冷蔵庫に入れていたけど

干したほうがいいのかしらん。(本では干して使っていた。)

 

そして、もう一冊の

「言葉の国のお菓子番」復活祭の卵

これもシリーズもの、もう四冊目。

以前ブログに一巻目の感想をかいた。

 

このときの、もやもや解決!

 

rinngonotane.hatenablog.com

 

お菓子番がお菓子を買う資金は、会から出ていた!(笑)

そこかい?と言われそうだが、気になったものは仕方ない。

 

「祖母の選ぶお菓子は会費でまかなわれていたようで、

私が通うようになってからも蒼子さんがいつも帰りに清算してくれている。」

と、さらっと書いてあった。

 

相変わらず、楽しそうなんだよなぁ。

しかし、俳句に興味ありつつも、句集を読むのはちょっと辛い私。

メインディッシュだけが次から次に出てくる感じで。

それにやっぱり、作れないし…。

でも、今回は主人公が短歌に挑戦していて

作れない…と、困っていて、それに対するアドバイスもあり

 

お菓子の代金やら、作れない人向けのアドバイスやら。

読者の感想にお答えいただいてる!?

こういう感想を持つ人が多かったということだろうか。

 

三冊目。

六人の作家による短編集。

読んだことがあったのは、大崎梢さんと岸本葉子さん。

大崎さんのは、「本バスめぐりん」とか書店や図書館に絡んだ

小説をいくつか。

そして、岸本葉子さんで読んだことがあったのは「俳句の学び方」。

エッセイストと思ってたので、小説も書く人だとは思ってなかった。

 

俳句に関しては、やっぱり気になるけど

句集は読めないということで、周辺からせめていっている感じだ。

「じゃんけんに負けて蛍に生まれたの」の池田澄子さんのエッセイも読んだし。

ただ、そこどまりで、俳句には行きつかない。。

 

横道にそれた。

私も、ほぼおひとりさまのようなものなので

共感するかなぁと思いつつ読んだが、意外と共感するところは少なかった。

主人公は、40代から80代までの、離婚した、未婚である、死別した、

などなど、年齢もおひとりさまの立場もいろいろなので、それはあたりまえかも。

 

50代らしき中学の先生である主人公が、映画は一人で行きたい!

でも、あとで感想は友達と話したい!と思ってるのは、共感した。

私も、映画もライブも、展覧会も、ほぼ一人で行く。

でも、感想は人としゃべり倒したい。

 

あいかわらず、重箱の隅突っつく、読書感想。。。。

言い訳すると、ほんとに感想書こうと思うと、一冊ずつ

この十倍くらい書かないと、感想を言い切れなくて

簡潔に描こうとすると、一番印象に残ったことを書くことになり……

なのである。。。

読書感想も、出来れば、しゃべり倒したい。

書くのは難しい。。。。つまり、頭の中がまとまってない?

 

苦手だと言いながら、

なぜ今回ブログに読書感想を書こうと思ったんだろう?と

ここまで書いてきて、思った。。。

そう、冷蔵庫の梔子のせい!偶然がうれしかったからだ。。